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ティップランとは
ティップランとは、船の上から深場にいるアオリイカを狙うエギングの一種です。
ゲーム性が非常に高く、近年では人気も高まっている釣りです!
今回は、瀬戸内でティップランを楽しんでいる僕が、オススメタックルからイカを釣るコツについてお話しようと思います。
タックル
ロッド
ロッドは、高感度のティップが最重要です。
感度次第で釣果が倍以上になる超シビアな釣りだと思っても良いです。
1杯や2杯程度であれば全然釣れますが、イカパンチを多用するような活性の低いイカもすべて釣り上げようと思うと、どれだけ小さなあたりが取れるかが重要になってきます。
そんなあたりにシビアなティップランで使っていただきたいのが、ダイワさんのSMT(スーパーメタルトップ)
超弾性のチタン合金を採用した超高感度のロッドです。
普段はシマノ信者の僕ですが、ティップランのロッドに関してはダイワさんが激推しです。
おすすめのモデルですが、下記の2種類です。
エメラルダス EX BOAT 511MLS-SMT
小型ボートでの取り回し重視の場合はこちら
エメラルダス EX BOAT 65MLS-SMT
遊漁船や小型プレジャーなど様々なシチュエーションに対応したい場合はこちら。
- 細かいあたりが多いので超高感度が最高
- 初心者でもロッドだけはいいやつを買うべき
- ダイワのSMT(スーパーメタルトップ)一択
リール
繊細なラインを使っての釣りなので、ライントラブルの起きにくいリールが良いと思います。
品質や巻心地を考えるとシマノもしくはダイワの汎用リールがいいです。
シマノなら3000番台、ダイワなら2500番台で良いと思います。
必ずしも専用リールである必要はありません。
僕は、タイラバをよくやるのでそのためのリールを流用して釣りをしています。
堅牢なバーサタイルリールのツインパワーです。
ハマチくらいなら釣り上げることができます。
- ライントラブルが起きにくいリール
- シマノは3000番台、ダイワは2500番台
- 堅牢な汎用リールが◎
- おすすめはツインパワーw
ライン
メインライン
PEの0.6〜0.8号がおすすめです。
0.6号を使っている方が多いように感じます。
僕は、タイラバとの流用なので0.8号を使っています。
底が取れるようであれば0.8号で十分です。
細いラインの場合、撚りは少ないほうが強く感じます。
細い糸の集合体より、太い糸の集合体だからでしょうか。
断然4本撚りがおすすめです。
ただし、結構糸鳴りがするので気にならない人限定ですが…
高比重PEのピットブルを使ってみましたがかなり良かったです。
トラブル無く、底も取りやすいので釣りに集中できました。
※おすすめのPE
リーダー
リーダは、フロロカーボンの2号8ポンドくらいがおすすめです。
ティップランは感度を上げることがとにかく必須なので、ナイロンよりフロロカーボンが良いです。
長さは、最大で1ヒロ(1.5m)くらい。
根ズレの可能性が低いところばかり行くのであれば1m位あれば十分かなと思います。
- メインラインはPE0.6〜0.8
- 撚りは4本撚り
- リーダーは、フロロの2号8ポンド
- 長さは1ヒロ(1.5m)から1mくらい※根ズレ有無による
エギ
エギの大きさ
エギはティップラン用3.5号の30g程度がスタンダードです。
初秋の小さいイカを狙う場合は、2.5号や3号を使うこともありますが釣れるのがとにかく小さいので心苦しいですw
エギのカラー
カラーは、とりあえず紫が必須です。
だいたいどんな場合も紫に助けられることが多いですが、澄み潮や日が良く照っている時は青に好反応なときがあります。
あとよく使うのは、朝マズメのラトル入り赤です。
高活性のイカを引き寄せるイメージです。
あまりたくさんのカラーを揃えるのはしんどいので、最低限この3つは持っておくべきだと感じています。
どのエギを買うか
巷ではダートマックスTRがよく釣れると話題ですが、たしかによく釣れますしエギのクオリティも高いです。
ですが本当に手に入らない!w
手に入らないのでは意味ないので、手に入りやすいもので選ぶとしたらヤマシタがおすすめです。
割とどの釣具屋さんでもたくさん揃っているし、そもそもエギ自体も安定スイムで釣果◎です!
シンカー
潮流にや深さよって重さを変えますが、瀬戸内主に香川周辺ではシンカーの10・20・30gを用意しておけば困ることが少ないです。
- サイズ…基本 3.5号 30g
- カラー…基本紫 僕の好み青・朝はラトル入りの赤
- ダートマックスが好み
- 手に入らないのでヤマシタを多用!
- シンカー…10〜30g
釣るポイント
どの釣りでもそうですが、ポイント選びがとにかく重要です。
イカがいないところで釣れる釣りではないですからねw
遊漁船に乗る場合は、船長が良いポイントに連れて行ってくれうと思うので関係ありませんが、マイボートの場合はかなり悩むと思います。
他の魚種にも共通するところがあると思いますが、ポイントを探す上で重要だと思うことを3つほど挙げてみます。
潮通しが良いところ
潮が全く流れていないところよりは、潮通しが良いところのほうが釣れます。
流れを感じれるところのほうが良いです。
潮が流れていない=酸素が少ない なので、捕食よりも生存本能を意識するのかもしれません。
ただし、あまり流れすぎていると釣れない気がします。
そもそもこちら側が釣りになっていないからかもしれません。
- カケアガリが有る
- 潮がよく当たり
- あまり流れすぎないタイミング
こんなポイントは、釣れるタイミングを探ってみても良いかも。
ベイトがいるところ
水深が浅くてもベイトがいれば確実にいます。
具体的には、深い位置に落ちていくと思われている11月以降でも10m付近で釣れることがあります。
そんなところには間違いなくベイトがキーになっています。
- ベイトの回遊がある
- 魚探にベイトが写っている
- ベイトがずっといる要因がある
こんなポイントであれば、十分に釣れる可能性があります。
エサがいないポイントはそもそもそこに居る必要がないというか…
まずはベイトが居るところを探してみるのもいいかもしれません。
瀬戸内だとたくさんいるチャリコは1つのキーになると思います。
人がやっていないところ
人がやっていないところは大きなアドバンテージがあると思います。
遊漁船が叩きまくっていたり、プレジャーボートが群れていたり
そんなポイントは、イカがめちゃくちゃスレています。
なるべく人がやっていないところのほうが幸せになる可能性が高いです。
- 潮通しが良いところ、ただし流れ過ぎはだめ
- ベイトが群れているポイントは絶対いる
- 他のボートがやっていない穴場を探せ!
釣り方
釣り方のキーポイントは以下の4つです。
- しっかり底を取る
- 適度なシャクリ
- 水中姿勢を安定させる
- 小さなアタリを見逃さない
しっかり底を取る
まずは底が取れないと話になりません。
底をとってシャクリ始めるのでまともに底が取れないと釣れません。
ティップランは、基本的にスピニングリールで釣りをすると思いますが、ベイトより底が取りにくいです。
なので、しっかり底がわかるくらいオモリをつけてやる必要があります。
適度なシャクリ
ティップランの動画などみると、かなり激しくシャクっているのを見ることがあります。
しかし、シャクリの動作が重要なのではなくエギが水中でどう動いているかが一番重要です。
水中でキビキビ・ピョンピョンと跳ねるように動かすイメージでしゃくります。
激しくというより、ピョンピョンですw
水中姿勢を安定させる
水中の姿勢を安定することも釣果を伸ばすコツです。
エギをまっすぐキープさせることを重要視します。
- シャクったあとにリールを半回転
- 船の揺れを手元でいなす
これで大体の場合水中姿勢が安定しますが、そもそもエギが安定しないタイプなら厳しいです。
ヤマシタのティップラン用のエギならかなり安定しますので慣れない方にはオススメです。
小さなアタリを見逃さない
アオリイカは、必ずしもしっかりエギを抱いてくれるわけではありません。
イカパンチを多用するような警戒心の高いイカの場合は、感じ取れないようなアタリが出ます!
- ロッドを斜め下に構える
- エギの重みを感じる
- 目で穂先の動きを凝視
- 手でもアタリを感じ取る!
という感じにアタリを取りますが、そもそもロッドの感度が低いとそれすら無理です。
釣果を上げたい場合は、絶対にメタルトップがおすすめです。
ティップランでイカをガンガン釣りたい人は、初心者のうちからいいロッドは持っておいたほうがいいです。
- しっかり底を取る
- 適度なシャクリ
- 水中姿勢を安定させる
- 小さなアタリを見逃さない※ロッドが超重要
まとめ
ティップランは、釣り方のコツさえ分かればかなりたくさんのアオリイカを釣ることができます。
イカは美味しくておすすめなので是非マスターしてみてください。
以上、【瀬戸内】ティップランで釣果を上げるコツ大公開!でした!